空丘夕陽
「こんにゃん!」
霜雪しほん
「うんにゃん!」
水名とりねこ
「にゃんにゃん!」
月角島ヴィカ
「⋯⋯ちっ、うるせーな」
「な、なんでそんな反応するの?」
「三つ編みパンチを食らいたいのかー!」
「ちっ、だからうっせーって」
「どうしたんだ? 欲求不満か? ボクのアナル、見るか?」
「⋯⋯そうね。アナルに抜き身のナイフがささってるとこが見たいわ」
「わかった。ちょっと待ってろよ!」
「そんな気持ちよく了解しないで! 使い物にならなくなっちゃうよ!」
「ナイフくらい平気だ!」
「いい笑顔でそんなこと言わないで! そんな鋼鉄アナルが存在するわけないよ!」
「で、どうして月角島さんはそんな不機嫌面してるわけ?」
「連絡を待っているのよ」
「連絡? 何の⋯⋯わ! 急に伝声管のベルが鳴った」
「はい。私よ。⋯⋯例のブツは? ええ、わかったわ。いつもの三番埠頭ね」
「⋯⋯三番埠頭ってなに?」
「大丈夫。全額キャッシュで⋯⋯。ええ、そうよ。オロナインを塗ると乳首がピンク色になるというのは都市伝説よ。自分の体で試したわ。アデュー」
「誰と何の話をしてる?」
「ふーっ。⋯⋯報告があるわ」
「オロナインをアナルに塗るとピンク色になるのか?」
「黙って話を聞こうか、水名ちゃん」
「ふふふっ。いい、よく聞きなさい! 萌えゲーアワードの月間賞を受賞したわ」
「萌えゲーアワードの!」
「月間賞!」
「⋯⋯ってなんだ?」
「9月に発売された萌えゲーの人気投票で『ふゆから、くるる。』が1位になったということよ」
「9月? 発売? ⋯⋯『ふゆから、くるる。』ってなんですか?」
「私達が登場するゲームのタイトルじゃない」
「私達が登場する⋯⋯ゲーム? どういう意味?」
「私達がゲームのキャラだって月角島さんは言ってるの? どういう比喩?」
「なんで急にそういうリアリティバランスになるのよ! こういう時はそういうリアリティや世界観の位置を気にせずに、みんなで万歳って喜べばいいのよ! いいから、喜びなさい!」
「横暴だぞ! ちゃんと説明しろ!」
「いいから! これを読んでるみんなはそういうの期待してるんだから! 私達がキャッキャすれば喜ぶんだから!」
「こっ、こっ、こっ、これを読んでるみんな? みんなって誰ですか? 読んでる? 何を読んでるんですか? 誰がよんでるんですか? 何を言ってるんですか?」
「いいから、今は私のいうことを聞きなさい! 『ふゆから、くるる。』月間賞を取りました! みなさんのおかげです! はい、言って!」
「みっ、みっ、みっ、みなさん? 大丈夫ですか月角島さん? 誰に話しかけてるんですか?」
「ボク、こわくなってきたぞ」
「だっ、だよね? 冗談で言っているわけじゃないっぽいし⋯⋯」
「これからも『ふゆから、くるる。』を盛り上げて行きますので、応援よろしくお願いします!」
「だっ、誰に応援をお願いしてるの? 月角島さん、正気に戻って!」
「まっ、まずいよ、恐いよ。どうしよう、しほんちゃん」
「逃げた方がよくないか?」
「逃げるな!!」
「ひぇぇぇぇぇ。な、ナイフを向けないで!」
「やめろ! さ、刺すならボクのアナルを刺せ!」
「みなさん、ありがとうございますって言いなさい!」
「だから、みなさんって誰なの?」
「いいから! 言いなさい!」
「ひえぇえぇぇぇぇぇぇ」
「言えッ!」
「み、みなさんありがとうございます」
「ありがとうございます」
「あ、ありがとう」
「それじゃ、またお会いしましょうね!」
「だっ、誰? 誰に向かって笑顔で言ってるの? な、何が見えてるの? 月角島さん! 誰を見てるの?」
空丘夕陽
「こんにゃん!」
霜雪しほん
「うんにゃん!」
水名とりねこ
「にゃんにゃん!」
月角島ヴィカ
「⋯⋯ちっ、うるせーな」
空丘夕陽
「な、なんでそんな反応するの?」
霜雪しほん
「三つ編みパンチを食らいたいのかー!」
月角島ヴィカ
「ちっ、だからうっせーって」
水名とりねこ
「どうしたんだ? 欲求不満か? ボクのアナル、見るか?」
月角島ヴィカ
「⋯⋯そうね。アナルに抜き身のナイフがささってるとこが見たいわ」
水名とりねこ
「わかった。ちょっと待ってろよ!」
空丘夕陽
「そんな気持ちよく了解しないで! 使い物にならなくなっちゃうよ!」
水名とりねこ
「ナイフくらい平気だ!」
空丘夕陽
「いい笑顔でそんなこと言わないで! そんな鋼鉄アナルが存在するわけないよ!」
霜雪しほん
「で、どうして月角島さんはそんな不機嫌面してるわけ?」
月角島ヴィカ
「連絡を待っているのよ」
霜雪しほん
「連絡? 何の⋯⋯わ! 急に伝声管のベルが鳴った」
月角島ヴィカ
「はい。私よ。⋯⋯例のブツは? ええ、わかったわ。いつもの三番埠頭ね」
空丘夕陽
「⋯⋯三番埠頭ってなに?」
月角島ヴィカ
「大丈夫。全額キャッシュで⋯⋯。ええ、そうよ。オロナインを塗ると乳首がピンク色になるというのは都市伝説よ。自分の体で試したわ。アデュー」
霜雪しほん
「誰と何の話をしてる?」
月角島ヴィカ
「ふーっ。⋯⋯報告があるわ」
水名とりねこ
「オロナインをアナルに塗るとピンク色になるのか?」
空丘夕陽
「黙って話を聞こうか、水名ちゃん」
月角島ヴィカ
「ふふふっ。いい、よく聞きなさい! 萌えゲーアワードの月間賞を受賞したわ」
霜雪しほん
「萌えゲーアワードの!」
空丘夕陽
「月間賞!」
水名とりねこ
「⋯⋯ってなんだ?」
月角島ヴィカ
「9月に発売された萌えゲーの人気投票で『ふゆから、くるる。』が1位になったということよ」
空丘夕陽
「9月? 発売? ⋯⋯『ふゆから、くるる。』ってなんですか?」
月角島ヴィカ
「私達が登場するゲームのタイトルじゃない」
霜雪しほん
「私達が登場する⋯⋯ゲーム? どういう意味?」
空丘夕陽
「私達がゲームのキャラだって月角島さんは言ってるの? どういう比喩?」
月角島ヴィカ
「なんで急にそういうリアリティバランスになるのよ! こういう時はそういうリアリティや世界観の位置を気にせずに、みんなで万歳って喜べばいいのよ! いいから、喜びなさい!」
水名とりねこ
「横暴だぞ! ちゃんと説明しろ!」
月角島ヴィカ
「いいから! これを読んでるみんなはそういうの期待してるんだから! 私達がキャッキャすれば喜ぶんだから!」
空丘夕陽
「こっ、こっ、こっ、これを読んでるみんな? みんなって誰ですか? 読んでる? 何を読んでるんですか? 誰がよんでるんですか? 何を言ってるんですか?」
月角島ヴィカ
「いいから、今は私のいうことを聞きなさい! 『ふゆから、くるる。』月間賞を取りました! みなさんのおかげです! はい、言って!」
空丘夕陽
「みっ、みっ、みっ、みなさん? 大丈夫ですか月角島さん? 誰に話しかけてるんですか?」
水名とりねこ
「ボク、こわくなってきたぞ」
霜雪しほん
「だっ、だよね? 冗談で言っているわけじゃないっぽいし⋯⋯」
月角島ヴィカ
「これからも『ふゆから、くるる。』を盛り上げて行きますので、応援よろしくお願いします!」
霜雪しほん
「だっ、誰に応援をお願いしてるの? 月角島さん、正気に戻って!」
空丘夕陽
「まっ、まずいよ、恐いよ。どうしよう、しほんちゃん」
水名とりねこ
「逃げた方がよくないか?」
月角島ヴィカ
「逃げるな!!」
空丘夕陽
「ひぇぇぇぇぇ。な、ナイフを向けないで!」
水名とりねこ
「やめろ! さ、刺すならボクのアナルを刺せ!」
月角島ヴィカ
「みなさん、ありがとうございますって言いなさい!」
霜雪しほん
「だから、みなさんって誰なの?」
月角島ヴィカ
「いいから! 言いなさい!」
空丘夕陽
「ひえぇえぇぇぇぇぇぇ」
月角島ヴィカ
「言えッ!」
空丘夕陽
「み、みなさんありがとうございます」
霜雪しほん
「ありがとうございます」
水名とりねこ
「あ、ありがとう」
月角島ヴィカ
「それじゃ、またお会いしましょうね!」
空丘夕陽
「だっ、誰? 誰に向かって笑顔で言ってるの? な、何が見えてるの? 月角島さん! 誰を見てるの?」